
失敗しない!弁護士、法律事務所の選び方は?
病気になったとき、どこの病院に行きますか。お子さんの具合が悪いときには小児科、ご自身が風邪をひかれた時に内科、肩や腰の調子が悪い時には整形外科など、かかるお医者さんには専門分野があります。実は弁護士や法律事務所にも専門分野、特定の分野に強い、注力しているというところがあります。例えば知的財産所有権、特許関連を専門的に取り扱っている弁護士や法律事務所でも、業務として詐欺事件に対応できますが、詐欺事件を専門的に取り扱っているところよりは解決に時間を要するでしょうし、解決できない場合もあるでしょう。弁護士に、法律事務所に相談したいと考えたとき、どうやって選べばよいのでしょうか。失敗しないための選び方を考えていきましょう。
目次
弁護士が扱う分野は大きく分けると二つ

特定の分野に特化している弁護士は、その分野の法律、判例、実務に精通しています。弁護士や法律事務所は、特定の分野に特化して専門的に業務を行うことがよくあります。一般的に、取り扱う分野は大きく分けて「企業法務」と「個人向けの法律問題」の2つに分けられます。
企業が事業活動を行う上での法律問題を扱う「企業法務」
企業法務は企業が事業活動を行う上で直面する様々な法律問題に特化した分野です。
・M&A・事業再編:企業の買収や合併、事業譲渡など、複雑な手続きや契約交渉をサポート。
・知的財産:特許、商標、著作権など、知的財産権の保護や侵害に関する問題を専門的に扱う。
・コンプライアンス:企業の法令遵守体制構築、不正調査、ハラスメント対応など、企業内のガバナンスをサポート。
・労働法務:労働契約、就業規則の作成、従業員とのトラブル対応など、使用者側の視点から労働問題を取り扱う。個人向けと重なるところも。
・税務:税務調査への対応や税務訴訟など、税金に関する紛争を扱う。
・倒産、事業再生: 会社の破産手続きや民事再生手続きなど、企業の再建や清算を専門的に扱う。
私たちに身近な「個人向けの法律問題」を扱う弁護士、法律事務所

私たちがよく耳にする弁護士、法律事務所が扱うのは個人が日常生活で直面する可能性のある法律問題でしょう。
・交通事故:示談交渉、後遺障害等級認定、損害賠償請求など、交通事故に関する専門的な知識と経験が求められる。
・離婚、男女問題:財産分与、慰謝料請求、親権、養育費など、家庭内の紛争解決を取り扱う。
・相続:遺産分割協議、遺言書作成、遺留分減殺請求、相続放棄など、相続に関する手続きやトラブルを専門的に扱う。
・債務整理:自己破産、個人再生、任意整理、過払い金請求など、借金問題の解決を専門的に扱う。
・不動産:不動産売買、賃貸借、境界問題など、不動産に関する法的トラブルを扱う。
・労働問題:不当解雇、未払い残業代、ハラスメントなど、労働者と使用者間のトラブルを扱う。企業法務と重なるところも。
これらの分野以外にも、金融、IT、国際取引、エンターテインメントなど、特定の業界や専門領域に特化した弁護士のほか、レアなケースですが、逮捕後の弁護活動、示談交渉、裁判対応など、犯罪で被疑者・被告人となっている人の刑事弁護を専門的に扱う弁護士も存在します。
多くの弁護士は複数の分野を扱っているのですが、特に注力している分野や得意分野を明確にしている弁護士や法律事務所が少なくありません。
弁護士、法律事務所を選ぶ際のポイント

弁護士、法律事務所に相談したいと考えたとき、選ぶためのポイントとして挙げられるのがその分野に専門性・解決実績があるかということです。また弁護士や法律事務所スタッフとの相性、料金体系が明確になっているのか、なども考慮して選ぶことが失敗しないためには重要だといえるでしょう。
専門知識を要する問題は多い
弁護士や法律事務所に相談する内容は専門知識を要する問題が少なくありません。一つの例が交通事故に関する問題です。後遺障害等級の認定や保険会社との交渉ノウハウなど、専門知識がなければ適切な対応が難しい問題が多くあります。また、詐欺被害についても同様です。返金交渉に際して、経験豊富な弁護士や法律事務所は、過去の事例から、どのような戦略が有効かを熟知しています。加害者の特定から財産を回収するための手続き、刑事告訴の進め方に至るまで、その詐欺特有の難しさや解決方法を理解しているため、より納得のいく結果に繋がりやすくなるといえるでしょう。
弁護士や法律事務所スタッフの人柄・相性も重要
弁護士に相談するということはその後、弁護士が代理人として、一緒に問題解決に取り組むパートナーとなるということです。弁護士や法律事務所のスタッフと信頼関係を築けるかどうかが、問題解決のためには大切です。法律トラブルは長期化するケースが多く、弁護士やスタッフとの緊密な連携が不可欠だといえます。「この人なら任せられる」という安心感が得られる弁護士やスタッフであれば気軽に質問や相談ができますし、ストレスなく進めることができるでしょう。
費用体系が明確になっていること
弁護士費用には着手金、報酬金、実費、日当など、様々な費用があります。解決まで時間がかかってくると、その費用は想定以上に高額になってしまうこともあります。そのため、依頼する前に、料金体系や費用の内訳を確認することが必要です。また、費用をかけても、期待する結果が得られない場合もあります。詐欺被害を一例に挙げると、返金交渉をしても戻ってくる可能性が極めて少ない事例、事前の相談段階で戻る可能性がないことがわかってしまう、という事例もあります。
相談の段階でかかるであろう費用概算や、見込まれる結果などを丁寧に説明してくれる弁護士、法律事務所を選ぶことが、依頼を失敗しないためのポイントになります。
弁護士の選び方、失敗しないためにはどうすべき?

弁護士、法律事務所の選び方を失敗すると、ご自身が期待していたような結果が得られなくなる恐れがありますし、本来、解決できた問題を解決することができなかったという結末に陥ることもあるでしょう。では相談すべき弁護士、法律事務所をどうやって探し、どうやって選んだらよいのでしょうか。
弁護士会や法律相談センターなどを利用する
各地域の弁護士会が運営する法律相談センターや市役所、区役所などで開催されている法律相談会を利用してみてはいかがでしょうか。気軽に相談できるというメリットがあります。しかし、ご自身が相談したいと思っている内容を専門的に扱っていない弁護士が対応することもありますし、1人当たりの相談時間が限られているというデメリットもあります。
インターネットで検索する
法律事務所のホームページや弁護士紹介サイトで解決実績や注力分野を確認できます。法律相談センターや法律相談会と同様で、気軽に相談できるのはメリットです。一方で解決を急ぐあまり相手との妥協点をゆるくしてしまったり、相手側弁護士の口車にのってしまったり、残念ながら中には詐欺まがいの行為をしている弁護士もいます。そういった弁護士かどうかをインターネットで見極めるのは困難です。そのため、インターネット検索だけで決めるのではなく、直接会ってみて、相談してみることで、選び方の失敗を避けることができるでしょう。
失敗しないためには無料相談の活用を
多くの法律事務所が初回、無料相談を実施しています。実際に弁護士や法律事務所スタッフと話してみることで、専門性があるのかどうか、また、人柄や説明の分かりやすさ、金額が妥当かどうかなどを確認することができるでしょう。
また、近年、残念なことに弁護士が第三者に名義貸しをし、弁護士や弁護士事務職員ではない第三者が法律業務を行ってしまっているという非弁提携の問題も多くあるようです。そのため、弁護士と直接面談ができるかどうかは非常に重要だといえるでしょう。
面談については相談者の不安解消や信頼性を高めるため、各法律事務所でさまざまな取り組みを行っています。例えば、インサイト法律事務所の場合、弁護士自身が何度でも無料で面談を行うという取り組みで、依頼者からの安心と信頼を得ています。
これらのポイントを参考にして、自分に合った最適な弁護士、法律事務所を見つけることが、後悔しないための方法、選び方と言えるでしょう。
詐欺被害の返金交渉、選び方に失敗しないためにはインサイト法律事務所の無料相談を!
インサイト法律事務所が専門的に扱っているのが詐欺被害の返金交渉です。詐欺の手口はますます巧妙化しており、解決を図るためには専門的なアプローチも必要になってきます。第二東京弁護士会所属・大川博俊とインサイト法律事務所スタッフはこれまで、詐欺被害に遭われた多くの方々に寄り添い、詐欺被害の解決に向けて取り組んできました。インサイト法律事務所は詐欺被害に対する無料相談窓口を開設しており、弁護士による面談は、必要であれば何度でも無料で行い、相談者の法律問題解決に向けた支援を行っています。まずはこの無料相談をご利用ください。