占いで騙された!返金交渉は弁護士に依頼

占いは携帯電話会社のサービスメニューとして、またポータルサイトのメニューとしても人気のコンテンツとなっています。占いには無料で提供されるコンテンツだけでなく、有料で提供されるコンテンツもあります。占いにおいてトラブル事例でよく見られるのが、有料コンテンツを提供している占い専門のサイトです。占いを引き延ばされ、追加料金が何度も発生して高額な支払いになってしまった、不安を抱かせるような鑑定結果で開運のためにと高額商品を売りつけられたなど、詐欺、あるいは詐欺まがいの行為でお金を騙し取られてしまったという被害は少なくありません。しかしこうした占いを装った詐欺で騙し取られたお金は戻ってくる可能性があります。諦めることはありません。

占いサイトの勧誘はより悪質に

占い返金

占いは人気コンテンツであり、「d menu占い」「LINE占い」「au占い」のような通信会社やポータルサイトがコンテンツとして提供している占いのほか、食品会社である江崎グリコが提供している「Pocky占い」など、今やさまざまなサイトで「占い」が提供されています。この人気に乗じて行われているのが「占い」詐欺です。その手口、勧誘方法は悪質化する一方で、行政や国民生活センター、弁護士などが注意喚起を促し続けていますが、被害に遭われる方は一向に減りません。

悪質な占いサイトとは?

占いサイトの全てが詐欺や詐欺まがいの行為で金を騙し取っているわけではありません。しかし、多くの占いサイトを疑わざるを得ないというのが現状となっています。また通信会社が提供している占いでも別の詐欺サイトへ誘導するように悪用されている例が見られるようになってきています。

では悪質な占いサイトとそうでない占いサイト、どう見分けたらよいのでしょうか。悪質な占いサイトとそうでないサイトを見分けるためには、以下のポイントに注意することが大切です。

最初に見るべきなのはサイトの運営者情報

まず見ていただきたいのは運営者情報です。会社名、所在地、連絡先、問い合わせ窓口がはっきり記載されていないようであれば疑ってください。また、所在地が記載されていても検索すると架空の住所になっている場合があります。

誇大表現を使う占いサイトは疑ってください

占い

「絶対当たる」「人生が変わる保証」「運命の人に出会える」などの極端な言葉を多用している占いサイトには注意が必要です。また、悪質な占いサイトにはニセの口コミを掲載しているところもあります。口コミや評判に人物写真が出ている場合、その画像を保存してgoogleの画像検索にかけてみてください。著作権フリーの人物写真が使われていると、他のネットビジネスで利用されている同じ写真が出てくることがあります。著作権フリーの人物写真を使っている時点でかなり怪しいサイトだといえます。

料金が不明確な場合には

悪質な占いサイトに限らず、最近はお試し期間などの無料サービス期間が設けられています。しかし、悪質な占いサイトでは有料サービスの料金体系をわかりにくくしていたり、事前に確認できなかったり、あるいは無料診断と有料サービスの境界を曖昧にしていたり、といったように料金を不明確にしているケースが多く見られます。そのほか、追加支払いを繰り返し求められる場合もほぼ詐欺だといえます。また、無料体験の申し込み時に、クレジットカード情報の入力を求めてくる場合、必ずしも詐欺とは限りませんが、注意が必要です。

個人情報の保護について記載がなければ

プライバシーポリシーが明確に記載されておらず、個人情報の保護についての詳細も説明されていないサイトは詐欺サイトだと思って間違いありません。また、生年月日や氏名だけでなく、不必要に住所やクレジットカード情報を要求してくるようなサイトも疑ってください。悪質な占いサイトがこうして得た個人情報を第三者に売却してしまう可能性があります。

キャンセルや退会、解約手続きがわかりにくければ

解約手続きページに辿り着けにくくしていたり、連絡先を不明瞭にしていたりするなど、解約を困難にしている、あるいは解約やキャンセルできても手数料が高額に設定しているほか、解約しようとすると占い師や鑑定士を名乗る人物がしつこく引き止めをしてくるといったことも悪質な占いサイトの特徴です。

占いで詐欺に遭った場合の相談先は?

占い返金

占いで詐欺に遭った場合の相談先は警察、国民生活センターや地域の消費生活センター、法律事務所などがあります。それぞれどう対処してくれるのかを見ていきましょう。

警察に訴えても返金のためには動いてくれません

占い詐欺に遭ったと気がついたとき、真っ先に考えるのは警察に詐欺に遭ったとして、訴え出ることでしょう。警察の役割は犯罪捜査です。刑事事件として被害届を受け付けてはくれるはずです。しかし、騙し取られたお金を取り戻すためには警察に訴え出ても、その交渉に警察が介入することはありません。返金交渉は民事の争いとなるからです。

国民生活センターなど公的機関に相談した場合

占いを装った詐欺で騙し取られたお金の返金交渉をするために相談する窓口は国民生活センターや地域の消費生活センターに開設されています。日頃、国民生活センターや消費生活センターは詐欺に騙されないよう注意喚起を行っており、詐欺に関する知見は豊富に持っておられます。そのため、返金交渉するための的確なアドバイスをもらえるはずです。

しかし、国民生活センターや地域の消費生活センターには限界があります。情報開示請求はできませんし、民事裁判になった場合、被害者に代わって代理人として返金のための交渉や訴訟を請け負うこともできません。

占い詐欺の相談を弁護士に相談すると

占いサービスには利用規約に免責条項を入れていることが多く、返金の交渉が難航することもあります。しかし、被害状況を調べていけば、不当な契約になっていたり、あるいは虚偽の説明を行ったりしたことで金銭搾取していることが多く、民法や特定商取引法、消費者契約法が関係することで刑事事件として立証できる可能性がありますし、民事で返金請求できる場合があります。

そのため、占い詐欺に遭った場合、被害者として弁護士に依頼すると、弁護士はまず被害の内容を詳しくヒアリングし、詐欺に該当するかを判断してくれます。詐欺に該当する場合、刑事事件として告訴のサポートをしてもらうことが可能ですし、返金交渉も依頼できます。

占い詐欺被害の返金交渉、弁護士はこう行う

弁護士

占いを装った詐欺に遭った被害者の相談を受けた弁護士は詐欺に該当する法的根拠と、返金請求の可否の判断、リスクの説明を行い、納得いただければ、相手方との交渉のために動きます。

返金交渉の依頼にあたってご用意いただきたいもの

弁護士にご相談いただく際、あらかじめ次のようなものをご用意いただくと、詐欺あるいは詐欺まがいの行為を行った相手を交渉のテーブルにつかせるためのスピードアップが期待できます。

  • 占い師、あるいは鑑定士を名乗る人物とのメッセージやメール、音声記録など
  • 利用料金支払いの領収書や取引履歴
  • 占いサービス登録時の情報(会員IDやメールアドレス)

返金させる相手との交渉プロセス

弁護士は詐欺を行った相手側の信用調査や所在地特定を行い、返金請求書の作成し、内容証明郵便などを用いて返金を求める交渉を行います。

刑事事件になりうると判断した場合や、被害者が刑事事件としての告訴を行う場合には、証拠の整理や提供方法の指導等行います。

相手が返金に応じない場合

弁護士

法律事務所はまず相手に任意で返金を求めます。しかしこの交渉に応じない場合、被害に遭われた方のご要望や裁判を起すメリットがあれば、民事訴訟を提起することになります。

訴訟、裁判のために、弁護士は証拠収集、訴訟の提起と進行管理、法廷での主張立証を行うことで返金を求めていきます。

弁護士が占い詐欺の返金交渉を行う場合、成功する可能性、金額はケースによって異なりますが、被害回復の可能性を高めることができます。

占い詐欺の返金交渉は弁護士に依頼を!ご相談はインサイト法律事務所へ

占い詐欺で被害に遭われた方が警察に相談にいった場合、刑事事件として扱ってもらえることはあっても返金交渉までは対応してくれません。国民生活センターや消費生活センターは返金交渉のための的確なアドバイスはしてもらえるのですが、交渉は被害に遭われた方ご自身で行うことになり、相手が任意での返金に応じない場合の訴訟となると、介入してもらえません。弁護士を擁する法律事務所にご相談いただければ、刑事事件としての告訴、民事の返金請求、どちらも進めることが可能です。

インサイト法律事務所の代表弁護士の第二東京弁護士会所属・大川博俊と事務所スタッフは詐欺被害に遭われた多くの方々に寄り添い、詐欺被害の解決に向けて取り組んでいます。占い詐欺によって騙し取られたお金は全額ではないかもしれませんが、取り戻せる可能性があります。わたくしどもインサイト法律事務所は詐欺被害に対する無料相談窓口を開設しています。着手金は無料です。返金されないかもしれない、と自己判断せず、まずはご相談にいらしてください。