
ドリーム宝くじ?ドリームジャンボ宝くじ?迷惑メールに騙されない!
1等が当たれば賞金で億万長者。2月から3月にかけての「バレンタインジャンボ」、4月から5月にかけての「ドリームジャンボ」、7月から8月にかけての「サマージャンボ」、10月から11月にかけての「ハロウィンジャンボ」、そして11月から12月にかけての「年末ジャンボ」と、年間5回あるジャンボ宝くじは多くの人に夢を与えています。毎年数カ月おきに次々とジャンボ宝くじが発売されます。そうした中、「ドリーム宝くじが当たります」「ドリームジャンボが当たります」「高額当選確実」などのタイトルが付いた差出人不明のメールが送られてきても開けないでください。すべて迷惑メールです。
目次
迷惑メールとは?

迷惑メールとは、知らない相手や誰かになりすました相手から届く、見知らぬサイトなどの広告をはじめとする勧誘メールのことを指します。その内容やタイトルは「ドリームジャンボ宝くじで高額当選するチャンス」「年末ジャンボが当たる」「運命の人が現れる」「人生の転機がやってくる」「100年に1度やってくるタイミング」など、お金や恋愛・結婚、仕事などに関するものが多く、受信者の同意なしに送信されてきます。
普段から宝くじを買っている人宛にドリームジャンボ宝くじの発売前後で「ドリームジャンボ宝くじ」「ドリーム宝くじ」のような言葉が入ったメールが届いたら、ついつい開けてみたい、と思ってしまっても仕方ありません。
みずほ銀行になりすました迷惑メールに要注意

みずほ銀行は1945年(昭和20年)の第1回宝くじ発売当初から、宝くじの発売等の事務を受託し、販売から当せん金の支払い、収益金の納付などを行っています。そのみずほ銀行を騙ったなりすましメールも存在しています。
みずほ銀行を騙った、宝くじの当せんや換金案内の通知メールをはじめ、宝くじの高額当せんを利用した振り込め詐欺の未遂事件等が発生しております。また、宝くじ販売権の売買にまつわる詐欺にご注意ください。(出典:みずほ銀行コーポレートサイト)
みずほ銀行では迷惑メールによる詐欺の手法を紹介しています。
みずほ銀行を騙った宝くじ当せん通知メールや、当せん金の換金案内メール
宝くじを買っていないのですから、当選はありえません。また当選の発表は宝くじ公式サイトや、みずほ銀行のページなで行われており、ご自身が調べます。「ドリーム宝くじが1等に当選されています」「サマージャンボ宝くじに1億円に当選しました」などのような内容で銀行から宝くじの当選を知らせるメールを送ることはありません。そういった内容で送り付けられているメールは迷惑メールや詐欺メールだということになります。
宝くじ時効当せん金をめぐる「詐欺」
宝くじの当せん金が換金されないままに時効になってしまうことがあります。一例を挙げると2024年の能登半島地震被災支援ドリームジャンボやサマージャンボで換金されていない当せん金があります。当せん金は1年で時効を迎えます。換金されず時効になった当せん金が当たったので配当するという偽りの詐欺メールで金銭を騙し取られている事件も起きています。実際には宝くじの時効当せん金は、発売元である全国都道府県及び20指定都市に納められます。
宝くじの高額当せんを利用した振り込め詐欺
「ドリーム宝くじ当せん金を受け取るには手数料が必要です」と、当せん金を受け取るために手数料、手続き料が必要とはおかしな話です。しかし、騙されてしまう人はこの「高額当せん」という言葉に目が眩んでしまったようです。まず銀行からこういった内容のメールが送られてくることはありません。また、当せん金を受け取るために手数料が必要になるようなこともありえません。
そのほかの宝くじに関する銀行からを装った迷惑メールの事例についてはみずほ銀行のページをご覧ください。
宝くじの当せん・換金等にまつわる詐欺にご注意ください(みずほ銀行)
https://www.mizuhobank.co.jp/takarakuji/warning/index.html
紹介されている事例のような迷惑メールで宝くじ詐欺の被害に遭われたと思われる場合、警察、被害者相談窓口を設置している国民生活センターや全国の消費生活センター、法律事務所などにできるだけ早く連絡してください。詐欺の解決・返金交渉はスピードが重要です。
ドリーム宝くじやBIG宝くじといった名称の宝くじはありません

「ドリーム宝くじ」や「BIG宝くじ」など、あたかも実在しそうな宝くじ名、実在している宝くじの名称に近い名称になっている名称を使って送りつけられるメールは間違いなく詐欺を目的とした迷惑メールです。また「宝くじセンター」「財団法人宝くじ協会」「全国宝くじ協会」など、宝くじ主催団体を模した送り主名のメールも同様です。
実在する宝くじの名称は?
以下の宝くじ名称は実在のものです。ここに挙げている以外の宝くじ名称は詐欺の可能性があると疑ってください。
- バレンタインジャンボ宝くじ(2~3月頃に発売、抽選)
- ドリームジャンボ宝くじ(4~5月頃に発売、抽選)
- サマージャンボ宝くじ(7~8月頃に発売、抽選)
- ハロウィンジャンボ宝くじ(10~11月頃に発売、抽選)
- 年末ジャンボ宝くじ(11~12月頃に発売、x12月31日に抽選)
このほかに全国通常宝くじとして販売されている「全国自治宝くじ」と、関東・中部・東北自治や西日本、近畿、東京都というように日本をブロックに分けて販売される「ブロック宝くじ」があります。
公式の宝くじ関連団体は?
また、宝くじという名前が入る公式、実在の団体は以下の通りです。ここに挙げる以外に宝くじという名称が入った団体や企業は実在しない、あるいは詐欺を行っている団体・企業の可能性があると疑ってください。
- 一般財団法人日本宝くじ協会:地方公共団体が発行する宝くじ、いわゆる「自治宝くじ」に関する調査研究、普及広報に関する事業を行っている
- 関東・中部・東北自治宝くじ事務協議会:1道22県11市で構成される関東・中部・東北地区で販売されるブロック宝くじについての公式サイトを運営
- 近畿自治宝くじ事務協議会:大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の2府・4県と大阪市ほか4市の近畿地区で販売されるブロック宝くじについての公式サイトを運営
- 西日本宝くじ事務協議会:中国、四国及び九州の17県5指定都市が共同で発売しているブロック宝くじについての公式サイトを運営
これら団体以外で「宝くじ」という名称を使っている団体や企業は公式ではない可能性が高く、ほぼ迷惑メールであるため、送られてきたメールはできるだけ開けない、削除する、もし開けてしまっても内容は無視する、返信しない、という対処をしましょう。
弁護士法人インサイト法律事務所は詐欺被害に強い
「ドリーム宝くじ」「BIG宝くじ」など、実在する宝くじと似たような名称や、「全国宝くじ業界」「日本宝くじセンター」のような、実際にありそうな団体名や企業名を利用して送られている「当選しました」「早くお手続きください」といったような宝くじ関連のメールはいずれも詐欺を行うために送りつけてきた迷惑エールです。こうした迷惑メールを使った手口の宝くじ詐欺被害に遭われた方、わたくしども弁護士法人インサイト法律事務所にご相談ください。
インサイト法律事務所は代表弁護士の第二東京弁護士会所属・大川博俊をはじめ、スタッフ一同が、宝くじ詐欺をはじめとする各種詐欺に遭われた被害者を救済するべく、返金交渉に取り組んでおります。詐欺で騙し取られたお金を取り戻せる可能性があります。返金交渉を諦めるべきではありません。迷惑メールによる宝くじ詐欺被害に遭ったことに気が付かれましたら、まずはご相談にいらっしゃっていただければと思います。返金を諦めないことが重要です。