お金がもらえた!?お金がもらえる!?それ、迷惑メールです!

「あなたを支援」「簡単に高額収入」「悩み相談で高額謝礼」「お金がもらえます」「お金をもらってください」「わたしもお金をもらえた」

こんな誘い文句のメールタイトルでみなさんを騙そうとしているのがネットにはびこる詐欺師集団です。簡単にお金を稼げる、もらえるといった内容のメールはすべて詐欺師集団からの迷惑メールだと思ってください。詐欺師集団は手を変え、品を変え、みなさんの心の隙をついてきます。簡単に高額収入、簡単にお金をもらえるということはありません。

迷惑メールからサクラサイトや詐欺サイトへ誘導

「支援金詐欺」「宝くじ詐欺」「サクラサイト詐欺」などインターネットを活用したサイトの手口はほぼ同じようなパターンです。タイトルで「あなたを支援する」「隙間時間でできる副業」「クリックするだけで稼げる」など、簡単に、短時間の作業でお金がもらえるという言葉で詐欺師グループが運営しているサイトに誘い込むという手法です。

普段であれば、この手のタイトルで騙されることはないでしょう。迷惑メールや迷惑メッセージだろうと思うでしょう。しかし、金運が悪いと感じていたり、ちょっとお小遣いが欲しいと思っていたり、あるいは借金があったりすると、こういった誘い文句に引っかかりやすくなってしまうのは仕方がないことです。

しかし、ここで詐欺師グループが運営するサイトに入っていくと、登録費用、口座設定費用などお金をもらうために必要だと手数料を取られ、メール送信のたびにも手数料が発生。散々、手数料を払っても、お金をもらえることはなく、稼げることはなく、数ヶ月後、支払った額が多くなり、騙されたことに気が付く、ということになります。

迷惑メールから個人のLINEに誘い込む例も

これまでは迷惑メールから、サクラ行為などを働く詐欺サイトに誘導されるパターンがスタンダードでした。しかし、最近、私どもインサイト法律事務所に相談にこられる被害者で増えているのが迷惑メールから、個人のLINEに誘導するケースです。そしてLINEから詐欺を働くサクラサイトへ誘いこまれます。

迷惑メールからだけでなく、マッチングアプリ、マッチングサイトから個人のLINE、そしてサクラサイトという例もあります。私どもインサイト法律事務所でも、2022年から、このマッチングサイトやアプリで誘われ、詐欺被害に遭ったという方からの相談が増加傾向にあります。

最新の被害例は250万円の借金を背負ってしまった20代男性

ではここで、私どもインサイト法律事務所が返金交渉を行った最新の解決事例を紹介しましょう。被害に遭われたのはつい最近、2023年のこと。被害者は20代の男性です。

この男性に今年、SMS(ショートメッセージ)で、突然見知らぬ人からLINEのQRコードが送られてきました。迷惑メールだったら警戒したかもしれません。しかし、突然送られてきたSMS、さらには送られてきたものがLINEのQRコードだけだったことから、気になって登録してみたそうです。そこにでてきたのは綺麗な女性。騙されていると思わなかったこの男性は女性にメッセージを送り、そこからLINEでの会話が始まりました。

綺麗な女性との会話は楽しかったことでしょう。次第に女性から旦那さんとの関係についての相談を受けるようになってきます。

女性の方から「旦那さんにLINEがバレたら困るから」、とメッセージのやり取りができるサイトを案内されたのだそうです。ここが詐欺サイトでした。登録費用のほか、メールやメッセージを送信するたびに有料のポイントが必要となり、男性はこのポイントを消費させられていきます。「会いたい」といわれ、待ち合わせ場所のやり取りを何度もしました。ここでもポイントを消費させられたのです。

しかし、この女性は会うつもりは全くない、サクラ行為を行っている女性です。必ず何らかの理由をつけて、約束をキャンセルしてきたのはいうまでもありません。

男性は借金までして、合計で250万円以上ものお金をこの女性とのやりとりで費やしてしまいました。おかしいことに気が付いた男性が調べ、このサイトは詐欺を行うサクラサイトだったことを知ったのです。

迷惑メール以上に返金交渉が困難な手口が増加

この男性のケースですが、詐欺師グループ側への支払方法がクレジットカード決済やコンビニ決済だったので、決済会社と交渉することによって、被害額の65%を回収することに成功しました。

しかし、最近、詐欺師グループの手口や手法はますます巧妙になってきており、私ども返金交渉のプロでも困難な案件が出てきています。それが個人のLINEを使ってプリペイド番号を送らせるという手法です。

コンビニ決済が行われた場合、詐欺師はサイトにプリペイドの番号を打ち込ませます。また、個人のLINEアカウントを使っている場合にはプリペイド番号の写真を送らせるよう、指示してきます。しかし、このプリペイドの番号を送ってしまうと、通常の決済会社ではなく、ゲームアカウントにお金を入れられてしまうことがあり、そうなると私ども返金のプロでも追いかけることが非常に困難となってしまいます。

プリペイドの番号を送って欲しいという指示や依頼があったら、それは詐欺だと思ってください。そして番号を送らないでください。

迷惑メールで詐欺に遭ってしまった!そのときどうしたらよいのか?

迷惑メールやメッセージなどで行われる詐欺行為、どんなに注意していても心の隙をついてきて騙されることがあります。もし騙されたことに気が付いたとき、どうすべきでしょうか。私どもインサイト法律事務所では次のようにアドバイスしています。

  1. メールやメッセージのやり取り、振り込み手続きの控えなど、データを保全する
  2. 詐欺に遭ったサイトを退会しない、アカウントをそのままにしておく
  3. 法律事務所や法律相談会、消費者センターなどでできるだけ迅速に相談する
  4. 返金手続きをプロに任せる

サイトを退会してしまうと、相手のサイトやサーバーに残っている記録やデータを抹消されてしまうことがあったり、最悪の場合にはサイトを閉鎖されて逃げられてしまったりということになりかねません。

私どもインサイト法律事務所が行ってきた返金交渉で、返金まで辿りついた期間ですが、最短で2週間ほど、相手側も弁護士を立ててきた場合、6ヶ月ほどかかっています。また、以前にも返金実績のあるサイトであれば、わたくしどもインサイト法律事務所の名前で交渉すると、対応が早まる場合もあります。

被害額が大きくなればなるほど、冷静でいられなくなるのは仕方のないことです。しかし、返金交渉のプロができるだけスムーズに対応を進めていくようにするためには、被害に遭われた方々も焦ることなく、できるだけ冷静になっていただき、プロのアドバイスに従っていただければと思います。

間違いを装ったメールの詐欺被害額が3,000万円になっていたという事例も

在宅ワークや金運占いといった詐欺や、迷惑メールや間違いメールから始まるサクラサイト詐欺は増える一方です。私どもインサイト法律事務所が取り扱った案件で最大の被害額には3,000万円というものがあります。この詐欺の被害者は間違いメールからサクラサイトに誘導され、詐欺師とのやり取りが続き、結果的には3,000万円という巨額の被害となってしまいました。

私どもインサイト法律事務所は詐欺被害の返金のプロフェッショナルです。ですから、可能な限り、100%の返金を目指しています。被害額が小さければ、返金率は高まるという傾向にあります。100%の返金となったものもあります。しかし、被害額が高額になると60%から70%の返金になることもあります。

こうした詐欺被害に遭わないよう、私どもインサイト法律事務所ではサクラサイトの見分け方などをアドバイスさせていただいています。それでも残念ながら、引っ掛かってしまった方々がおられます。

もし引っ掛かってしまったと思われたら、まずは相談していただきたいと思います。被害額が大きくなる前に食い止め、迅速に対処することが詐欺被害の返金交渉のためのカギとなります。

迷惑メールやサクラサイトの詐欺被害に関する相談は弁護士法人インサイト法律事務所へ!

間違いメールからサクラサイト詐欺の被害に遭ってしまった、大切なお金を取られてしまったと悩まれている方、返金を諦めないでください。返金のプロが迅速に、そしてノウハウとスキルを持って対処することにより、詐欺師集団に奪われたお金を取り戻せる可能性が高まります。

法律事務所や消費者センターには無料相談窓口や専用相談窓口を設けているところがあります。騙された、と思ったら、恥ずかしい、あるいは少額だから、などと思わず、相談していただきたいと思います。

私たちインサイト法律事務所では迷惑メールや在宅ワーク、出会い系、マッチングアプリなどで行われた詐欺などの解決に取り組み、返金交渉をしてきた弁護士が在籍しており、専用の相談窓口を設け、受付時間外でも対応しております。詐欺行為に遭ってしまったのではないかと悩まれている方、私どもインサイト法律事務所の弁護士にご相談ください。