宝くじ詐欺の手口は高額当選メールだけじゃない!

「宝くじ当選のチャンスが到来!今すぐアクセス!」
こんなタイトルのメールが宝くじ詐欺で使われています。地域の消費者センターや団体から注意喚起が行われていることで、多くの人が宝くじ詐欺の手口を知ることとなりました。しかしそれでも宝くじ詐欺に引っ掛かってしまう人は減少するどころか、むしろ増加傾向にあるといえるのではないでしょうか。

最近、宝くじ詐欺の手口はさらに巧妙になってきています。「宝くじの時効当選金を元とした臨時給付金を生活困窮者に支給」、こんな内容のメールも宝くじ詐欺に使われています。宝くじ詐欺に遭わないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。また引っかかってしまったときにはどうすれば良いのでしょうか。専門家からのアドバイスも交えて解説いたします。

時効となった宝くじ当選金で大型臨時給付金?

「生活にお困りの方へ大型臨時給付金支給のお知らせです。今回は大型給付金となり、1口座につき1億円のお振り込みが可能となります。詳細をご確認ください」

「【※重要※】臨時給付金お振り込みのお知らせ」

この二つは宝くじ詐欺に引っかかってしまった被害者に来た、実際のメールタイトルです。一見、宝くじ詐欺とは無関係に見えるタイトルです。宝くじ詐欺のタイトルに注意していても、このメールタイトルを見たら、詐欺だと思わずに開いてしまうかもしれません。しかし、このメールも詐欺師による宝くじ詐欺の罠なのです。

宝くじ詐欺、新たな手口も

宝くじ詐欺には次のような内容のメールもあります。

「当選者が現れないまま1年の時効を迎えた宝くじの当選金を100名様の口座へ分配し、振り込みます。1口座 につき1億円となりますのでどうぞ日本経済の好転の為にお役立てください」

「宝くじの時効当選金である100億円が今回臨時給付金の支給に充てられることとなりました。1口座につき1 億円の支給です。口座情報を返信いただければお振り込みします」

これらのメールを開くとこんなことが書かれています。

「こちらは臨時給付金受付センターです。換金されずに時効となった宝くじの当選金を元とした臨時給付金を特例で生活にお困りの方へお振込みしております」

「こちらのメールは、生活にお困りの方が多く登録していると口コミのあったサイトの会員様へランダムにお送りしております。今回の定員は100名となりますので定員に達し次第締め切らせていただきます。ご希望の場合はお早めにご連絡くださいませ」

「特例で」「定員に達し次第締め切り」、こういった言葉を見せて、早く手続きを行わなければ、と思わせる。これは詐欺でよく使われる手口です。

宝くじ詐欺の手口はますます巧妙に

詐欺メールが巧妙なのはこの時効になった宝くじの当選金について、半分は本当のことを書いているという点です。

「宝くじの当選金の時効は1年間。支払期日を過ぎると当選金の受け取りは不可となり、平常時は地域事業などに役立てられるのですが、昨今の社会情勢を汲み取りまして臨時給付金として時効当選金の現金給付が可能となりましたので、 新型コロナ感染症の影響などで生活にお困りの方へ時効当選金を有効利用していただきたくご連絡を差し上げました」

(実際の宝くじ詐欺メールに書かれていたものから抜粋)

実際、宝くじの当選金は換金されない場合、1年で時効となります。時効になってしまった宝くじの当選金は地域事業などに使われることになります。宝くじの公式サイトにもそう紹介されています。

宝くじ公式サイト「時効当せん金について」
https://www.takarakuji-official.jp/check/period.html

しかし、時効となった当選金がどうなるか、どう使われているか、どれだけの人が知っているのでしょうか。詐欺師・詐欺グループはそこをついてきています。

ネットで調べ、本当のことが少しでも書いてあれば、そしてその後にそれらしく書いてあれば、給付金がもらえる、と信じて、個人情報を相手に送ってしまったり、相手の指示通りに手数料や管理料などという名目でお金を支払ってしまったりということが起きてしまいかねません。実際、そうした事例も出てきています。

宝くじ詐欺の手口は「あなたの金運を無料占い」「金運アップで宝くじ高額当選」「宝くじで一攫千金のチャンス到来」といったタイトルのメール、よく見ているブログに付いている広告だけではありません。新しい、そして巧妙な手口がどんどん現れているのです。

宝くじ詐欺に引っかかってしまった?そんなときあなたはどうすべき?

宝くじ詐欺の手口は巧妙になっていく一方です。「私は絶対に引っかからない」、そう思っていても、油断やふとしたことがきっかけで、引っかかってしまうことがあるかもしれません。もし、運悪く、宝くじ詐欺に引っかかってしまったとき、どうすべきなのでしょうか。

詐欺師・詐欺グループというのは巧妙な手口で人の心理を突いてきます。騙されてしまったというのは決して恥じるようなことではありません。相談に来られることを恥ずかしがる方や、こんなことを相談していいのかとお悩みの方もいらっしゃいますが、全く気にすることはありませんので、ぜひ気軽に相談してください。

詐欺に引っかかったと思った時、解決に向けて迅速に動くことが重要です。

詐欺を働いた相手に返金を求めるには証拠となる明細が必要となってきます。

支払い方法にもよりますが、コンビニでの入金明細や銀行の振込明細は絶対に捨てないでください。返金要求にはメールやメッセージが必要になります。

特にコンビニで入金を行った場合にはできるだけ早く相談して、詐欺を働いた相手に対して交渉を行うことが、返金してもらうためには重要となります。これはコンビニで入金した際の明細があっても、コンビニに対して、開示請求ができるのがおよそ1年しかないからです。

宝くじ詐欺にあってしまったという時の相談は法律事務所へ

宝くじ詐欺は今回紹介した「宝くじの時効当選金による給付金詐欺」だけではありません。依然として、「宝くじに高額当選できるという言葉を信じて多額のお金を支払ってしまった」

「宝くじ高額当選の言葉を信じて、占いを装った詐欺行為に多額のお金を支払ってしまった」という詐欺に対する被害は増加する一方です。

「被害にあったのだけれど、どうしたら返金してもらえるかわからない」「自分で詐害行為を働いた業者と交渉する自信がない」など、こういった場合、力になってくれるのが弁護士、法律事務所です。弁護士は占い詐欺を行った人物、業者の調査から、返金を求めるための内容証明・作成発送、140万円を超える金額を返金してもらうための訴訟も可能です。被害額が140万円以下であれば、認定司法書士でも訴訟できるのですが、140万円を超える金額の返金訴訟となると弁護士以外にできません。

また、宝くじ詐欺行為を働く多くの業者から返金実績がある法律事務所が救済に乗り出すと、弁護士の名前を聞いただけで交渉するスピードが上がったということもあります

宝くじ詐欺の返金交渉はスピードが大切です。無料相談の窓口を設けたり、受付時間外でも対応してくれたりする法律事務所があります。騙されたのではと思ったら、ご遠慮なく連絡してきてほしいと思います。

宝くじ詐欺の手口はこれからもますます巧妙化していくのではないでしょうか。宝くじ詐欺や占い詐欺、占い霊感商法などを専門に返金交渉を行っている法律事務所はこれまでの交渉で培ってきたノウハウと交渉力があります。宝くじ詐欺で騙しとられてしまった大切なお金を自分で返金交渉できそうもない、誰かに助けてもらいたい、そう考えたときには法律事務所に相談してください。

宝くじ詐欺の被害は弁護士法人インサイト法律事務所に相談を!

第二東京弁護士会に所属する大川博俊弁護士が代表弁護士を務める弁護士法人インサイト法律事務所はこれまで多くの宝くじ詐欺の解決に向けて取り組んできた、返金交渉に強い弁護士が在籍しています。宝くじ詐欺の返金交渉には早期対応が重要。全国対応、着手金0円、何度でも無料相談を受け付けています。宝くじ詐欺被害に遭ったかもしれない、そう思ったときには一人で悩まず、まずはインサイト法律事務所にご相談ください。