
ロト(ロト6・ロト7)詐欺の手口と対策方法を徹底解説
「ロト6やロト7で高額当選した」「(ロトで)高額当選する可能性がある」と言われたことはありませんか?それ、もしかすると詐欺かもしれません。近年、ロトの名前をかたった詐欺が急増しています。 本記事では、なぜロト詐欺が増えているのか、詐欺の主な手口やその特徴、騙されないための対策、そして万が一被害にあった場合の対応方法まで詳しく解説します。
「うちは大丈夫」と思っている人ほど危ないかもしれません。自分と大切な家族を守るためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
なぜロト(ロト6・ロト7) 詐欺が増えているのか?
ロトに関する詐欺が増えている背景には、複数の社会的・心理的な要因があります。
高額当選に憧れる人が多いから
ロト6やロト7は、数億円という夢のような当選金が手に入る可能性があることで人気です。そのため、「一発逆転したい」「楽にお金を得たい」という人の心理につけこむ詐欺が増えています。
特に、経済的に困っている人や老後の不安を感じている人にとっては、「高額当選」という言葉は非常に魅力的です。
その心理を巧みに利用して、お金をだまし取ろうとする詐欺グループが後を絶ちません。
「まさか自分が引っかかるはずがない」と思っていても、うまく作られた詐欺のシナリオに思わず騙されてしまうこともあります。
ネットやSNSで詐欺情報が広まりやすいから
今の時代、SNSやメッセージアプリで簡単に情報を広めることができます。詐欺グループはこの特性を利用して、一度に多くの人へ詐欺情報を拡散しています。
例えば、Facebookのコメント欄やInstagramのDMなどに、「高額当選者の体験談」や「無料で当選番号を教えます」といった投稿が流れてくることがあります。
見た目が本物のように作られているため、つい信用してしまいがちです。
こうした投稿を見た他のユーザーが、さらにその情報をシェアすることで、詐欺の被害はどんどん広がっていきます。
経済不安が詐欺に引っかかる心理を生むから
物価の上昇や収入の減少など、経済的不安が高まっている今、人々は少しでも収入を増やしたいと考えがちです。
このような状況では、「少しの投資で大きなリターンが得られる」という言葉に対して冷静な判断を失いやすくなります。
詐欺師はこうしたタイミングを見計らって、あたかもチャンスが訪れたかのように巧妙な誘いを仕掛けてきます。
結果として、「今しかない」「この話を逃したくない」という心理が働き、詐欺に手を出してしまうケースが多くあります。
高齢者などネットリテラシーが低い人が狙われているから
詐欺のターゲットにされやすいのは、ネットやスマホの操作に不慣れな高齢者です。SMSやLINEで届いたメッセージが本物かどうかを判断するのが難しく、また警戒心も薄れがちです。 さらに「当選した」「選ばれた」という言葉に対して信じやすい傾向があり、詐欺に巻き込まれるリスクが高まります。
こうした人たちを守るためには、家族や周囲の人が注意を促し、定期的に情報共有をすることが大切です。
最近のロト(ロト6・ロト7) 詐欺の主な手口とは?
詐欺グループは様々な方法で人を騙そうとしますが、最近の手口には共通点があります。
「鑑定によりロト(ロト6・ロト7)に当選させる」という占いサイト
鑑定師による鑑定を行えば、宝くじやロトの1等に当選するという占い詐欺に手口です。
まず、鑑定師による鑑定は終わることはありませんし、もちろんロトの高額当選もありません。
当選金受け取りの名目で手数料を請求する
「あなたは当選しました」と連絡し、当選金を振り込むために手数料が必要と騙る手口です。
手数料の額は数千円から数万円までさまざまですが、実際には当選金は支払われません。
一度支払ってしまうと、「さらに別の手続き費用が必要」などと、次々とお金を要求してきます。
このような請求には絶対に応じてはいけません。
「当選番号を教える」と言って高額な情報料を請求する
「次のロト当選番号を予想できる」などと言って、情報料を数万円単位で請求してくる手口です。
一部では「当たった人が続出中」といった口コミを偽装して、信頼を得ようとします。
しかし、ロトの当選番号を事前に予測できる人など存在しません。
このような内容には絶対に騙されないようにしましょう。
偽のロト当選通知をSMSやLINEで送ってくる
スマホに突然「ロト当選おめでとうございます」というメッセージが届くことがあります。
その中にはURLが貼られており、そこをクリックすると偽サイトに誘導されます。
さらに個人情報や銀行口座情報を入力させられる場合があります。
SMSやLINEでの当選通知はすべて詐欺だと考えてください。
ロト(ロト6・ロト7) 詐欺に使われやすい連絡手段と特徴
詐欺師たちは、人を騙すためにさまざまな連絡手段を使います。中でも、スマートフォンを通じた連絡が多く見られます。
ここでは、ロト詐欺によく使われる代表的な連絡手段とその特徴について詳しく解説します。
SMS(ショートメッセージ)で突然当選通知が届く
もっとも多いのが、スマホのショートメッセージで「当選おめでとうございます」というメッセージが届くパターンです。
このようなSMSには、怪しいURLが記載されていることが多く、そこをクリックすると偽の当選確認サイトへ誘導されます。
中には、「確認には本人確認が必要」として、名前や住所、銀行口座の情報を入力させようとします。 みずほ銀行やロト公式サイトがSMSで当選通知を送ることはありません。
メールで「必ず当たるロト予想情報」などと称した内容が届く
「プロの予想師が教える」「絶対当たる数字を教えます」「高額当選に導く」「あなたは高額当選する可能性があります」などといった内容のメールも詐欺の手口です。
このようなメールは、広告メールや迷惑メールフォルダに届くことが多いですが、うっかり開いてしまう人もいます。
中には、名前や過去の購入履歴を調べて個別に送ってくるケースもあります。
本当に当たるロト予想や占いなど存在しません。そうした情報を信じるとお金を失うリスクが高まります。
偽サイトのURLが貼られていて個人情報を入力させる
SMSやメール、LINEなどに貼られているURLにアクセスすると、ロトの公式サイトそっくりな偽サイトが表示されます。
この偽サイトは見た目が非常にリアルで、本物と区別がつきにくい場合があります。
「当選金の振込手続きをするために個人情報を入力してください」と誘導し、情報を盗むのが目的です。
本物と見分けがつきにくいロト(ロト6・ロト7) 詐欺の見抜き方
詐欺はどんどん巧妙になっており、見分けるのが難しいと感じる方も多いでしょう。ここでは、本物と詐欺を見分けるための4つのポイントを紹介します。
公式サイト(みずほ銀行)以外で当選通知はありえない
ロト6・ロト7の当選確認や当選通知は、必ずみずほ銀行の公式サイトか、宝くじ売り場でしか行われません。
どんなに本物らしい通知でも、メールやSMSで突然「当選おめでとうございます」と送られてきたら、それは詐欺です。
事前にお金を請求するのは詐欺の特徴 「手数料」「情報料」「鑑定料」など、当選金を受け取る前にお金を払わせようとする場合は、100%詐欺です。
本物のロトにおいて、当選者が事前に支払うべきお金は一切ありません。
「先に少し払えば数百万円がもらえる」と思わせるのが詐欺の手口です。絶対に支払わないようにしましょう。
お金の話が出てきたら、それだけで警戒するクセをつけましょう。
運営元や発信者の情報が不明・曖昧な場合は要注意
詐欺の情報では、必ずといっていいほど運営者の連絡先が不明だったり、偽の会社名が書かれていたりします。
住所や電話番号が実在していない、または適当に作られたものということが多くあります。
運営元の詳細がわからない情報は信用してはいけません。特に、お金の支払いが関わる場合は慎重に調べましょう。
信頼できるかどうかを確認するには、「会社名+詐欺」などのキーワードで検索してみるのも有効です。
本物のロトには「当選を知らせる連絡」は存在しない
そもそも、ロトの当選は自分で確認するもので、主催側から通知が来ることはありません。
つまり、何かの形で「あなたが当選した」と教えてくる人がいたら、それはすべて詐欺と考えてよいのです。
これは、宝くじの公式サイトでもはっきりと明記されています。
「教えてくれる=親切」ではなく、「教えてくれる=怪しい」と意識を変えることが大切です。
被害を防ぐためのロト(ロト6・ロト7) 詐欺対策のポイント
ロト詐欺の被害に遭わないためには、日ごろからの注意と正しい知識が必要です。
以下に紹介するポイントをしっかり覚えておけば、詐欺を未然に防ぐことができます。
知らない連絡は開かず無視する
まず最初に意識すべきことは、「知らない人からの連絡は開かない」ということです。
SNS、LINE、SMS、メールなど、どこから連絡が来ても、知らない相手からのメッセージには絶対に反応しないようにしましょう。
また、相手が「当選しました」や「特別な予想情報をお送りします」と言ってきても、そのまま削除またはブロックしてください。
「返信しなければ悪いかな」と思ってしまうかもしれませんが、詐欺を防ぐためには無視が最善です。
絶対に個人情報や口座番号を教えない
ロト詐欺では、あなたの名前や住所、電話番号、銀行口座などの個人情報を狙ってきます。
少しでも情報を教えてしまうと、他の詐欺にも使われてしまうリスクがあります。
どんな理由があっても、個人情報は教えないということを徹底しましょう。
「本人確認に必要」「振込に必要」などと言われても、その言葉を信じてはいけません。
鑑定による高額当選はありません
占いサイトで鑑定を行えば、ロトに高額当選するということはありません。
このような勧誘で占いサイトをご利用してしまった場合には占い詐欺に遭われている可能性が高いです。
特徴としては、鑑定は終わることはなく、さももう少しで宝くじ(ロト)に当選すると言いながら鑑定を継続させます。
怪しい内容は消費者ホットライン(188)に相談する
「これって詐欺かもしれない」と感じたら、自分だけで判断せず、消費者ホットライン(188)に電話して相談しましょう。
専門のスタッフが対応してくれ、どうすればよいかを教えてくれます。
また、家族や友人に相談するのも大切です。1人で悩むと冷静な判断ができなくなることがあります。
不安に思ったときは、すぐに誰かに相談する癖をつけましょう。
ロト(ロト6・ロト7) 詐欺に遭ってしまった場合の対処法
万が一、ロト詐欺に引っかかってしまった場合は、すぐに行動することが大切です。
早い対応が被害を最小限におさえるカギになります。
すぐに消費生活センターや警察に相談する
詐欺だと気づいたら、できるだけ早く最寄りの消費生活センターまたは警察署に連絡しましょう。
相談することで、今後の対応策や他の被害者と情報を共有できます。
また、警察に通報することで、詐欺グループの摘発につながる可能性もあります。
「恥ずかしい」「自分が悪い」と思う必要はありません。まずは被害を止める行動をとりましょう。
弁護士の無料相談を活用する
消費者問題を扱っている事務所の無料相談も一つの方法です。
インサイト法律事務所でも、ロト6・ロト7の詐欺や高額当選を謳う占いサイト等のご相談や返金対応は多数あります。また、全国対応の無料相談も行っています。
証拠となるメッセージやスクリーンショットを保存する
詐欺の証拠になるようなLINEのやりとり、メール、SMSなどは、削除せずにスクリーンショットなどで保存しておきましょう。 これらは、相談する際に重要な証拠となります。
また、後で自分でも状況を思い出しやすくなるため、必ず残しておくことをおすすめします。 証拠を元にした迅速な対応が重要です。
まとめ|ロト(ロト6・ロト7) 詐欺の手口と対策を知って自分を守ろう
ロト6・ロト7を装った詐欺は、年々巧妙化し、多くの人が被害に遭っています。
「当選しました」「必ず当たる」「当選させる」などの言葉に惑わされず、冷静に疑う気持ちを持つことが最大の防御です。
本記事で紹介したように、詐欺の特徴や見抜き方、万が一被害に遭ったときの対応法を知っておくことで、大切な自分と家族を守ることができます。